2018年2月13日~15日 千葉大学との授業を実施

2018年2月13日から15日、昨年度に続き、千葉大学との連携協定にもとづく授業を実施しました。

今年度は当館で1月に実施した特集展示「江戸のグルメ案内」展をもとに、学生たち自らが展示とデジタル資料を活用しつつ、自分たちなりの「グルメに関する展示」を作り上げるというPBL(Project Based Learning)形式で実施されました。

2月13日に千葉大学にて概要を説明し、14日に歴博内で展示を見つつプレゼンテーションを練り上げ、15日の午後には最終的な発表へと結びつけました。受講生は1年生が多く、また、学部も文学部・理学部・国際教養学部・教育学部など、日ごろから日本史学を専門としていない学生さんたちも多くいましたが、資料を読み学び、自分たちなりに見事にプレゼンテーションを仕上げました。さらに、今年度からは「国立六大学連携コンソーシアム協議会」による開放授業とされ、熊本大学からも受講生があるなどバラエティに富んだものとなりました。理学部など自然科学・情報工学などの学生たちに歴史学の講義を行うことも、重要な文理融合の一つの役割です。総合資料学の枠組みの中では、そのような「理系への文系学問の授業実施」なども積極的に行いたいと考えています。

2018年2月13日 於千葉大学
午前  ガイダンス・総合資料学とは何か(崎山、後藤)
午後  画像資料の見方(崎山)
受講生のチーム分け、プレゼンの方向性の検討

2月14日 於歴博 (全体のコーディネート 崎山、後藤)
午前  グルメ展のねらいと概要(大久保)
午後   他の展示室を見学し質問(久留島・関沢・樋浦・荒木)、プレゼンの方向性を検討(チームごとに作業)

2月15日 於千葉大学
午前  プレゼンの作成と練習
午後  プレゼンと講評(講評担当:関沢・後藤・橋本)