6月20日 人文情報ユニット勉強会 「博物館におけるデータ公開の実務を学ぶ」 を開催

 人文情報ユニット勉強会(令和元年度第2回研究会)として、「博物館資料のデータ公開と法律と実務」を開催しました。

 これは、歴史資料・博物館資料情報について、これまでの紙や展示での公開に加えてデジタルデータのウェブ公開を行う際に、これまでと何が同じで何が異なるのか、専門家に改めて確認する機会を設けようという狙いのものでした。

 私たちは日頃から資料を共同利用に供しています。そして、それは当然資料を守り、公的機関としての業務を推進する立場で行なっているものです。しかし、その運用の中でも「これはどうしたら良いのだろう」ということは、多く生じてきます。特に蓄積が他の媒体と比較して少なく、かつ変化の早いデジタルとWebではなおさらです。

 当日は、後藤が特に現在の「データのオープン化」の前提と動向について説明を行いました。その後、五常総合法律事務所の数藤雅彦弁護士よりお話をいただき、著作権法に基づく基礎的な実務から、公開に関する周辺の法律実務まで、多くの内容のご講演をいただきました。

 その後も通常より長く時間を取り、質疑応答を行いました。 メタ資料学研究センターとしても、歴博全体としても多くの示唆をいただき、データ公開を促進するための「応援」をいただけた会でもありました。

【プログラム】
14:00-14:20 後藤 真(国立歴史民俗博物館)
      「趣旨説明」
        「近年のデジタルアーカイブの動向 ―著作権とライセンスを中心に」
14:30-15:30 数藤 雅彦(五常総合法律事務所、弁護士・デジタルアーカイブ学会評議員)
        「博物館のデジタルアーカイブをめぐる権利と実務」
15:40-16:55 質疑応答