2018年1月22日 異分野連携ユニット第3回研究会を開催

2018年1月22日、異分野連携ユニット第3回研究会を実施いたしました。当日は関東各地で大雪の注意報・警報が出ておりましたため、時間を大幅に短縮し、発表者全員に研究のポイントにしぼって報告をお願いすることとなりました。

今回のテーマは「古文書の紙を科学する:研究の現状と課題,その可能性」です。これまで古文書の物質的な研究としては、紙の厚みや重さなどの法量の計測や顕微鏡観察による紙の繊維などの検討によって紙の分類が行われ、紙の製造方法や使用方法の検討、装丁技術の分析が進められてきました。

今回の研究会では、近世文書研究、料紙の混入物、構成物としての繊維、和紙原料の植物種同定のためのDNA分析の報告が行われました。悪天候により残念ながら議論を深める時間はありませんでしたが、古文書の科学分析の可能性について実践的な問題を共有する場となりました。

2018年1月22日(月)13:30-17:00(悪天候により15時過ぎに終了)
会場:国立歴史民俗博物館 大会議室

内容:
「古文書料紙の自然科学的手法による調査・分析」 高島晶彦(東京大学史料編纂所)
「和紙原料の植物種同定のためのDNAマーカーの可能性について」石川隆二(弘前大学農学生命科学部)
「近世文書研究における料紙分析の課題と可能性」 天野真志(国立歴史民俗博物館)
「古文書料紙の混入物分析と方法の展開」 渋谷綾子(国立歴史民俗博物館)

高島晶彦氏の報告

石川隆二氏の報告


天野センター員の報告

渋谷センター員の報告