2018年9月29日 第33回人文機構シンポジウム「鹿児島の歴史再発見―新しい地域文化像を求めて―」を開催しました


2018年9月29日(土)、鹿児島大学と人間文化研究機構との協定締結を記念したシンポジウムが鹿児島大学で開催され、メタ資料学研究センターも後援にて参加しました。

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総合資料学とも密接に関わる人間文化研究機構による「歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業」を軸に協定を締結した鹿児島大学は、さまざまな自然災害から地域の歴史文化を守るために結成された「鹿児島歴史資料防災ネットワーク」が、このシンポジウムを契機に正式に発足しました。

シンポジウムでは、鹿児島地域に加えて沖縄県における事例や宮崎県での取り組みもあわせ、南九州・沖縄地域における地域歴史文化の継承に向けて議論が交わされました。台風が接近するなかでの開催でしたが、地元の方を中心とした多くの参加者に鹿児島大学の取り組みについて広く共有することができました。

日時:2018年9月29(土)13:00-17:00
場所:鹿児島大学郡元キャンパス教育学部101講義室

 【プログラム】
13:00 開会 総合司会 丹羽謙治(鹿児島大学学術研究院法文教育学域法文学系教授)
13:00-13:15 開会挨拶 前田芳實(鹿児島大学長)
           平川 南(人間文化研究機構長)
13:15-14:00 基調講演 原口 泉(志學館大学人間関係学部教授、鹿児島県立図書館長)
  「鹿児島・奄美の歴史史料の保存・活用と地域振興 ̶ 人災と自然災害の克服」
14:00-14:30 報告1:佐藤宏之(鹿児島大学学術研究院法文教育学域教育学系准教授)
  「ふるさとの記憶を未来へ ̶ 鹿児島資料ネットの取り組み」
14:30-15:00 報告2:冨田千夏(琉球大学附属図書館情報サービス課保存公開係長)
「近代以降の沖縄県における歴史資料の被災と資料復元の取り組み-外交文書集『歴代宝案』の復元事業について」
15:00-15:30 報告3:天野真志(国立歴史民俗博物館特任准教授)
  「地域の歴史・文化を象徴するモノ ̶ 歴史文化資料の捉え方」
15:45-17:00
 コメント 奥村 弘(神戸大学大学院人文学研究科研究科長、教授)、山内利秋(九州保健福祉大学准教授)
総合討論

報告(天野)

パネルディスカッション

モバイルミュージアムの展示