2018年2月7日 人文情報ユニット研究会(博物館におけるオープンデータを考える)を開催

2018年2月7日,メルパルク京都にて人文情報ユニット研究会を実施しました.今回は「博物館におけるオープンデータを考える」をテーマとして,オープンサイエンス,オープンアクセス,オープンデータなど,多様な形で「学術情報のオープン化」を推進する方々をスピーカーに迎え,博物館におけるオープンデータ提供に向けた課題と展望について議論しました.

議論は博物館のみならず自然科学や学術情報流通一般に及び,インターネットを基盤とした情報流通のあり方について広い視点が得られたように感じます.総合討論ではOpen GLAMとの連携や市民参加による目録情報の整備といったアイデアの可能性についても議論がなされました.

日時:2018年2月7日(水)  13:30〜16:45
会場:メルパルク京都 4階 第3研修室

内容:
趣旨説明 後藤真(国立歴史民俗博物館)

報告1  一方井祐子氏(東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構)、小野英理氏(京都大学)
「クラウドサイエンスの広がり:KYOTOオープンサイエンスミートアップの活動にもとづく考察」
報告2  天野絵里子氏(京都大学)
「研究成果の発信とオープンアクセス:文献、データ、その他いろいろ」
報告3 田良島哲氏(東京国立博物館)
「博物館コレクション情報の公開に際しての課題」

総合討論
司会:橋本雄太(国立歴史民俗博物館)
パネリスト:一方井祐子,小野英理,天野絵里子,後藤真

一方井氏(左)と小野氏(右)による報告

天野氏による報告

総合討論の模様

田良島氏による報告