第30回EAJRS (日本資料専門家欧州協会)2019にてブースによる紹介と研究報告を行いました

 2019年9月18日(水)にブルガリア・ソフィアで開催された第30回EAJRSにて、ブースによる総合資料学の紹介と、総合資料学情報基盤システム”khirin”を中心とする、日本のデジタルアーカイブの現状報告を、後藤が実施しました。

 このEAJRSへは、2016年のブダペストから毎年参加し、今回で4回目の参加となります。ブースでは近年は定番となりつつあるkhirinの紹介を中心に、新たなデータの説明や、それら新たなデータから見えてくる様子などの説明を実施しました。研究報告では、特に日本のデジタルアーカイブの最新状況を説明しつつ、その中でkhirinの位置づけについて発表しました。

 参加者からは、日本語の漢字・仮名などが打てなくても、ローマ字から検索を行うことが可能か?等の問い合わせがありました。現状、khirinにおけるローマ字対応は、一部のデータについては存在するものの、全体を覆うものではないため、今後、メタデータの設計等の工夫を行うことで、可能になるしくみにしていくなどの改善が必要であることが確認されました。

 欧州の参加者からは変わらず好評をいただき、具体的な連携への議論等も行うことができました。次年度はサンクトペテルブルグでの開催が予定されており、総合資料学としては継続的にコミットしていきたいと考えています。

後藤による報告
ブースでの説明