歴史民俗調査カードは、1970年代前半に文化庁によって作られた、文化財の調査カードです。大きくは、考古・歴史・民俗の三つの部門に分かれます。現在は、歴史と考古・約3万枚のカードを公開しています。
このカードは、1970年代の文化財の一種のスナップショットです。当時の日本全国の(特に未指定の)文化財の状況が示されています。当時の様々な文化財の画像などを見ることもできる点で重要な資料と言えるでしょう。そこで、国立歴史民俗博物館では、このデータに緯度経度を付し、目録部分をLinked Dataとして、スキャン画像をIIIFとして公開することとしました。Linked Datab版khirinより検索して閲覧してください。歴民カードは緯度経度も付されており、地図上で見ることも可能です。
この資料は、文化庁との取り決めにより、原則として研究利用となっております。そのため、本資料はCC BY-NC-SA にて公開といたします。また、下記の点にご注意ください。
- 本カードはあくまでも1970年代前半の文化財情報です。現在、その場所に資料が存在することを保証しません。
- この資料には個人所蔵の資料が含まれます。そのため、下記の処理をほどこしています。
- 本カードのRDFデータは、当時の記述で「公的機関に保有していないもの」もしくは「公的機関が所持していないもの」について全て一括して「個人保管」「個人所蔵」等への表現の変換を行っています。
- 個人保管・個人所蔵のデータの緯度経度は、原則としてその資料が当時あった自治体の代表点としています。公的機関のものは、歴民カード記述住所から作成した緯度経度を付しています。
- 画像データの保管者・所有者の部分は公的かそうでないかに関わらず、該当部にマスキングをほどこしています。
- 大災害等で、資料レスキュー等を行わざるを得ない事態が生じた場合には、本データのマスキング前の情報の提供を検討しますので、お問い合わせください。
- 本カードを実際に書かれた方、もしくはそのご遺族で、本カードの公開に不都合があるという方は、メタ資料学研究センターにご連絡ください。